京都桜スポット巡り
"CHERRY BLOSSOMS SPOTS IN KYOTO"

Photograph

Creation Date : 2018.04

一年に一度の桜の季節がやってきました。せっかく京都に住んでいるんだからと、、、去年からはじめた桜の撮影。

今年は暖かい気候も手伝って例年より1週間ほど早く開花し、雨や風も少なく春日和が続いたこともあり、去年より少し長く桜を楽しむ事ができました。

それでは今年行った京都の桜スポットをご紹介。

  • 京都円山公園
  • 知恩院
  • 岡崎疏水(平安神宮前)
  • 京都御所
  • 哲学の道
  • 南禅寺
  • 二条城
  • 京都府立植物園
  • エンドロール

京都円山公園

「祇園の夜桜」として有名な円山公園の “一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)”

河原町から祇園を東に歩き八坂神社を抜けると現れる有名な桜。現在は二代目で、初代のシダレザクラは、根回り4メートル,高さ12メートル,樹齢約200年、昭和22年に枯れてしまったそうです。現在の二代目は、樹高12メートル、幹回り2.8メートル、枝張り10メートル、昭和3年に15代佐野藤右衛門が種子を採取し育てたものを寄贈 植栽したとの事ですから、樹齢90年ですか。京都祇園ぽくて雅です。公園内の桜なので、閉園時間を気にする事無く見れるのが有難い。年度末の忙しい時期なので、閉園時間があるとなかなか仕事終わりにいけませんもんね。仕事終わりに撮った今年の初桜写真です。

祇園の夜桜の近くでは、この時期限定で花見茶屋が出され桜の木の下で花見をしながら食事ができます。夜は風情があって良い雰囲気です。

●住所:京都市東山区円山町

●桜スペック:約680本


知恩院

円山公園と目と鼻の先程の距離にある知恩院。圧倒的なスケールの三門が好きで、東山の方に行くとなんとなくいつも寄るお寺です。夕方には閉門しますが、三門は夜遅くまで黄金色のライトで照されているので、昼とはまた違った表情を見ることができます。

●住所:〒605-8686 京都市東山区林下町400

●桜スペック:約200本


岡崎疏水(平安神宮前)

岡崎疏水(おかざきそすい)の夜桜。平安神宮や京都市美術館の近くを流れる岡崎疏水。琵琶湖疏水の分流で、両岸には染井吉野など約400本の桜が植えられていて、この季節になると両岸を囲むように桜が咲き乱れます。この日は夜遅くなってしまったので、ライトアップには間に合いませんでしたが、夕方から21時半頃までライトアップが行われているので、夜桜を眺めながら、ブラっと散歩も良いですね。

●住所:京都府京都市左京区

●桜スペック:約400本


京都御所

京都御所は私が学生の時から好きな場所。広くて街の忙しい騒音も周囲の塀と木々で遮られのんびりできます。制作に行き詰ったら、鴨川かこの御所でリセットしていました。

そんな個人的に想い出深い京都御所ですが、広大な敷地には約1100本もの桜が植えられ、御所全体が桜の名所としても有名です。

夜の御所は街灯がポツポツとあるくらいで、ほんと真っ暗です。ライトアップ等はやっていないので、ほぼ肉眼では桜は見えませんが(笑) 月明りと街灯を頼りに撮影してみました。なんの装飾もない地で行く夜桜です。

●〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3

●桜スペック:約1100本


哲学の道

“哲学の道” 名前がオシャレですよね。

哲学の道は「日本の道100選」にも選ばれた道で、日本を代表する哲学者の西田幾多郎やその弟子たちが思索にふけりながら歩いたことにちなんで、この名がついたとされています。私も思索にふける時はこの道を歩きます。嘘です。

以前京都に大雪が降った時に訪れて以来ここの雰囲気が好きで、この界隈に来た時にはのんびり歩くようにしています。全長約1.5kmの散策道には、約500本のソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても有名です。普段から観光客が多いスポットですので、まだ人がいない早朝がおススメ。桜の時期、7時頃には東の山の向こうから太陽が昇りはじめ、差し込んだ光で桜がきらきらと輝き始めます。是非早朝に行ってみて下さい。

●住所:京都府京都市左京区

●桜スペック:約500本


南禅寺

石川五右衛門の「絶景かな」の台詞で有名な、歌舞伎「楼門五三桐」。その舞台ともなった三門があるお寺。近接するレンガ造りの水路閣でも有名で、人気の観光スポットの一つです。春には、三門周辺が桜で鮮やかに彩られます。今回はあえて横から撮影してみました。

●住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町

●桜スペック:約50本


二条城

国宝の二の丸御殿や狩野派が描き上げた障壁画、豪華絢爛な内装などなど、多くの魅力を持つ世界遺産 二条城。

2017年に大政奉還150年を迎えて、そのゆかりの地として取り上げられる事が多かったですね。

そんな二条城も春になると、山桜、里桜、八重紅枝垂桜など約50品種、約300本の桜が次々と咲き、桜の名所としても有名です。また近年は夜間のライトアップも人気で、プロジェクションマッピングやアートとの融合も盛んに行われています。

桜が満開の頃は昼夜問わず、チケット売り場までが大変混雑するので、ゆっくり桜を鑑賞したければ朝一番がおススメです。

●住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541

●桜スペック:約300本


京都府立植物園

今年の桜巡りで最後に行った京都府立植物園。

この京都府立植物園は日本最古の公立総合植物園として1924年(大正13)に開園しました。学生の時、良く写生をしに来た思い出の場所です。まぁ写生をしているのか遊びに来ているのかわからない状況も多々ありましたが。。。

植物園の桜は130品種約450本と多品種の為、1カ月以上にわたり楽しめます。京都の中心街から遠く、市内の北の方に位置しているので、観光客より地元に住む人の方が多い貴重な桜のスポットです。

今回はライトアップに合わせていきました。

この日はちょうどひと月に満月が2回巡るブルームーンの夜。満開の桜と月に饗宴です。次にブルームーンを楽しめるのは2020年10月だそうです。2年後までお預けですね。
欧米では神秘的な現象として知られていて、「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えがあるそうです。

●住所:〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町

●桜スペック:約450本


エンドロール

最後にこの桜巡りで撮った中で一番お気に入りの写真。場所と時間は秘密。是非京都に来て探してみて下さい。


以上、今年の京都の桜巡りはこんな感じでした。年々人が増える京都。海外から来られる方も多く、年を増すごとに賑わっています。良い面もあれば、また逆もあります。新しいものと古いものが交わってまた新しい良い京都が出来れば良いなーと思う今日この頃。人はともかく、、、(笑)、、、良い街なので、楽しんでいって下さい。

最後までお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>